4フィン(クアッド)が注目される理由はなんだと考えてますか?
乗ってみて初めて感じることですが、思っていた以上にパフォーマンス性能が高いことに驚かされるからです。デザインは似てますがツインフィンではないんです。しかもトライフィンに負けず劣らずちょっとした動きの軽さだとか取り回しやすさといった、そこらへんの動き方の違いと乗り方の違いも受けてるんだと思う。
時代を遡れば80年代にグレン・ウィントンが当時のプロツアーで4フィンを持ち出してきたけれど、それはさらに10年前の70年代にマーク・リチャーズで流行した2フィンのコンセプトを踏襲したものでデザイン的にもマニューバー的にも何も新しいものは残せなかった。それが今、ツインフィンではなくてトライフィンのデザインベースを進化させて4フィンへと辿り着いた。
切っ掛けは2年前の2005年にサンタクルーズのウィルソン・リーデル、通称ストレッチがシェイパー・オブ・ザ・イアーを貰ったところらへんから始まったトレンドだそうだ。バットマンテイルにディープコンケーブをマッチさせてチャンネルの境界線にそれぞれ2本ずつのフィンを装着するストレッチの4フィンがマーベリクスのビッグウェイブコンテストで優勝したことが受賞の理由となったそうだ。掘れて波にバンクがあるところでもルースでなくタイトにラインを描くことが出来るのが4フィンの最大の特徴だといわれている。つまりトライフィンよりも楽にハイパフォーマンスを楽しめるということなんだね。
サーフィンワールド誌の取材で試作を重ねているYUこと植田義則氏にクァッドについてインタビューする機会を得た。そこで分かったことは、今の段階でいえることは、バーティカルに返せない中級から下レベルのサーファーの秘密兵器になるはず、ということだった。私のようなじいさんにもオニに金棒のサーフボードということだね。フロントとバックフィンの間隔と位置、それぞれのフィンの大きさと形状とかチューニングするところは多いけど、4フィンはトライフィンを超えるポテンシャルを間違いなく秘めているということだからワクワクしてくる。
今年の夏は4フィンでタイフーンスウェルを楽しみたくなってきた。
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