ボードデザインに集中できる立役者。

2007年02月26日

先週の21日?23日にかけて、パシフィコ横浜で開催された、インタースタイルへ行ってきました。この展示会は、サーフィン関連の業者が集まったビジネスを目的としたトレードショーであり、アメリカで開催されている、A.S.R(アクションスポーツリテーラー)の日本版ミニと言ったとこだ。私の目的は、このショーにブースを出展しているアメリカのサーフテック社のボス、ランディー・フレンチと昼食をかねたビジネスミーティング。会場には約束の時間より早く着いたので、一回り。あまり興味をそそる製品は見かけず、立ち止まるほどではなかった。衝撃的な新製品はここ数年目にしていない。特に日本のプロダクトには新鮮みを感じない。どれをとってもアメリカのA.S.Rで見た事のあるような物が多く、イメージの模倣にしか見えなかった。これは我々日本人特有なセンス。マネはうまいが独創的な発想力にかけるところか。これはもはや我々の文化、この土地、風土で培った血なのかもしれない。もっとも最近はアメリカのA.S.Rのショーでも革新的なアイテムにお会いする事が少ない。40年以上に及びサーフボードの心材として使われてきた、ウレタンフォームとグラスファイバーのコンポジットによる手作りの方法は今だに健在だし、(それだけマーケットが小さいという事でもあるが)あまり代わり映えしないサーフィン産業。そんな中でも、サーフテック社のランディー・フレンチによる、”タフライト ”工法は、サーフボードプロダクトの概念に新たな風を吹き込んだ。我々シェーパーの本来の大切な仕事”ボードデザイン ”にだけ集中出来るようになった事。従来であれば、我々の仕事は、自らのサーフィンや他のサーファーからの情報をもとに、デザインをイメージして、フォームを削り、再びサーフィンを試し繰り返す。それでOKならば、同じ物を何本もシェープしなければならない、ハードワークが待っている。タフライト工法の出現はランディー自らもシェーパーであることから、その必要性から産まれた工法なのだ。マスターデザインを忠実にコピー、そしてプロダクションボードを製品化。今まで先陣が幾度となくトライしては失敗したこの工法を、技術とマーケティングのバランスで、成功に導いた、ランディー・フレンチ。サーフボード産業のビジネス革新として歴史に名を残すだろう。

DSC_05111.jpg  

私も”タフライト ”技術を使い、2モデルをリリース、削りによるフォームボードと見間違えるほどの精度を持つ。
写真右が(見れば分かりますよね)サーフテック社のボス、ランディー・フレンチ。

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コメント

投稿者 : 2007年02月26日 13:10

出川さん、こんにちは。

スノーボードを考案したのは確か日本人だと思います。大きくMOSSと板の裏側に書かれてパワーコードを装備、テールがフイッシュになっていたのを覚えています。日本人はブームという後押しが無いと何も進める事の出来ない人種ではないでしょうか。

また、ポパイで初めてマングースのBMXを見た時に衝撃を受けましたが、まさかハーフパイプに挑むとは想像した日本人はいたでしょうか?ローラースケートにしても同様に言えます。

遊びにおける独創的な発想力は、日本人はカタチから入るのに対してアメリカ人はチヤレンジから入るという点で根本的な違いがあると僕は思います。

投稿者 でがわ : 2007年02月27日 12:21

匿名さん、本当ですね、マイクメツガーがバイクで世界最初にバックフリップして、皆の度肝を抜いたのがつい最近です。バイクは日本製です(笑)なにか新しい事やりたい人は、この国から世界を見るのではなく、いっちゃわないと、無理でしょう、今なら1ドル120円ですから。モスのスノー始めたのボクですよ!8ミリが残ってるから、今度紹介しまーす。

投稿者 石黒広作 : 2007年02月27日 18:56

出川さん、こんばんは!

名を名乗ったつもりなんですけど、no nameで失礼致しました。

出川さんの日本人には無い飛び抜けた遊び心と感性には度肝を抜かれます。そして、この日本にも素晴らしいCosmic Childrenがいたことに感動です。8ミリのご紹介、楽しみにしています。

ありがとうございました。


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