もう一人のジェフ・ホー

2007年04月27日

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昨日紹介した、ゼファーティームのグル、ジェフ・ホー
この時代のサーフシーンを知らない人には、あの写真を見るだけでは、『何だ、このオヤジ。ブリーダーか~』なんて思われはしないかちょっぴり心配だった。分からない人にちょっとだけプチ解説をしよう。ジェフ・ホーを知らなくても、ドナルド・タカヤマと言う名前をロング好きな人なら、聞いたことが有ると思うが、ジェフはこのドナルド・タカヤマとジェイコブスサーフボード時代のティームメイトで、あのマリブビーチのサーフィン貴公子、ランス・カーソンもその仲間で、さらに、60年代に日本にサーフボードのプロダクションシステムを伝えた、タック・カワハラも参加していた、豪勢なサーフティームで活躍していたのだ。


その後の足跡は各人方向性は違ったが、サーフィンのインダストリーで今だ現役として活動している方達。中でも異質な存在で70年代の始め注目されたのがジェフ・ホーだった。60年代の終わりには、サーフィンがダイナミックに変化をした年。簡単に言えば、9フィートのサーフボードが7フィートや6フィートと短く変化した時代。多くのサーフボードビルダーがこの変化の波に乗れず、影を薄めて行ったとき、それは同時に新しいヒーローの誕生するチャンスでも有った。多くのサーフボードビルダーが、ニューアイディアを引っさげて現れ、ビーチはさながら工事中の道路のように忙しく、中途半端な材料が所狭しと転がっているようで華やかだった。


ポストスタンダードの椅子を廻っての主張は今になれば、笑い話のように面白い。ショートボードへの移行に興味を見せないで、そのままのスタイルでサーフィンを続ける者。細身のシングルフィンで流れる感じを楽しむ者。5’10”まで切り詰めたフィッシュのツインフィンでカービングを追求する者まで、千差万別、思い思いのスタイルを主張していた。まさにサーフィン界の過渡期。


こんな時代に、サンタモニカにショップを構え、マリブでは本人自ら、ニューボードのR&Dを仲間と繰り広げる。特異なボードデザイン(スワローテールデザインなどは彼の発明である)。幅の広いフィンに切れ込みを入れて、フレックスなしなりを試したり、サイケデリックなカラーリング。エアーブラシのフェードと何事も型破りな行動が、若いサーファーを一撃で虜にした。また、街中をスキーの板にウイールを付けて滑るなど、とにかく話題に困らない存在。ジェフ・ホーの取り巻きはサンタモニカのショップをアジトに、サーフィンにとどまらずスケートボード界でも暴れ回り、今までに無い若者のカルチャーを造ってしまった。カルフォルニアが最もかっこ良く、熱い時代のヒーロー、ジェフ・ホーの放つ異質なエネルギーは今でも感じることが出来る。


ps:
kooksで何度も話に出てくる花上次郎先生は、サンタモニカのこの店で働き、彼らと生活を共にして、時代の変化を目撃した生き証人だ。


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しばらく活動の拠点をノースショアーに置いていたが、その後再び古巣のサンタモニカへ戻る。もう7年前になるこの写真に、今の面影は無いが(バリバリのロンゲ)。何ともアロハなジェフが逆に新鮮だ。


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ノースの犬は放し飼いが多い、そのためか、ミックスによる不思議な可愛いさがある。連れて帰らないかと言われ、本気で考えてしまったが、諸事情のため断念。カウカウタイムで真剣なワン子達。




ジェフ・ホーを知らなかった人もクリック!!

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コメント

投稿者 いしぐろ : 2007年04月27日 07:47

出川さん、おはようございます。

ジェフ・ホーについて、ネットで調べてみました。

興味があったトレードマークの意味も分かりました。

三日月にワックスがけ - 第四ステージの満月への第一ステージであり、満月を迎えるのだ。

その意味は? 潮の満ち干と深い関係があるという意味だそうです。

楽しい話ですね。

ありがとうございました。

投稿者 6'1"Bonzer : 2007年05月01日 15:27

出川さん、こんにちは。

今日、明日は会社ですが、喉が痛く風邪気味で休みました。

以前ジェフ・ホーの板扱ってましたよね?この写真の板の形、よさそうに見えます。

最近、オーダーは一切せず、出川さんの所でもここ5年でZ&K9'4"含め4本の板を購入しましたが、すべて店置きで、見て触って自分に合うか考え決めたもの。ほとんど直感で、見た瞬間に購入を決めてます。それが、全部当たり。出川さんの選んだ、または削ったものなので当たり前?とも思いますが、自身の選ぶ目も中々のものと自我自賛状態です。

今度、ポール・ハッチンソンについても機会があれば取り上げて下さい。お願いします。

投稿者 でがわ : 2007年05月03日 12:09

ボンザーさん風邪ですか、お大事に。ポールハッチンソンの写真、探してみ見ます。