波と音

2007年11月09日

サーフィンの満足は感じるものだ。それはなかなか説明しにくい。いや、明確な説明なんて出来ない。言葉巧みで、筆上手な物書きの整理された作文では、それらしい事が書いてあるが、言葉としては理解できても、それがサーフィンを明確に説明してるとはとうてい思えない。だからこのスタイルが今日まで生き延びてこられたのだと思っている。サーフィンはこれです!決定的バイブルがなかったからこそ、大きな商業主義の渦に飲み込まれなかったのである。ずっと世間一般の移り変わりの早い目から逃れ、はずれてきたからこそ、いままで、独特な世界観に浸る事ができたのだ。


70年代の始まりは、私のサーフィン一辺倒な生活は充実していた。学校も行かず、就職もせず、ひたすらサーフィンに明け暮れる。
世間の忠告も、いっさい受け入れず、ひたすらこの不思議な行為にはまっていった。朝起きてから寝るまで、食事をしていても、トイレにいても、風呂に入っていても、デートしてようと、頭の中で波を追っかけている。一般社会ではぜったい理解できない価値観。説明する気もなかった。こうしてどんどん一般社会との距離ができていったのだ。

この時期ちょっぴり味わった疎外感、今思えば、社会の流れと逆方向に歩いていただけであった。朝の通勤帯、職場に急ぐ同期の奴らと、”すれ違う ”。私は、サーフボードを持って、仕事場へ急いでいる。今では平日だろうが波さえ良ければ、サーファーでごった返すビーチも、この当時は人は少なかった。ちょっと大きいときは、一人で波待ちをしていると寂しいくらいだった。だから良い波、乗り放題。そして、夕方は、私の満足感と仕事帰りの幼なじみの不満感が交差する、何とも言えない空気をいまでも覚えている。俺こんな感じで良いのかな?。家に帰り母親のつくった食事をパクつく。ラジオから流れる、「ラニング オブ エンプティー」。程よく疲れた身体に入り込んで来た。

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友達の紹介で知った ジャクソン・ブラウン。ウエストコーストサウンド全盛期、サーファーマガジンの裏表紙に載ったり、イーグルスに曲を書いたり。自信も波乗りをする、共通な価値観の持ち主だ。友達と押し掛けたバックステージ。ボー・ヤング、佑二も一緒だった。


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コメント

投稿者 のび太 : 2007年11月11日 23:37

うお?!出川さんの左隣にいる方はちと眠たそうだけど正しくJackson Browne様ではないですか!十代の頃、Late for the skyを初めて聴いたときからずっとファンです。どこか東洋人的な風貌とオカッパ頭にとても親近感を憶えました。だけどこの人は当時の西海岸アーティストの中でも吟遊詩人的なイメージが強くて、サーフするなんて全然知りませんでした。今でも乗ってるのかな?。

投稿者 でがわ : 2007年11月12日 10:51

のびた様。エネルギシュなコンサートが終わってすぐだと言うのに、やな顔見せずにファンサービス。心地よいオーラを持つナイスガイです。もちろんサーフィンしますよ、サンタバーバラからさらに北へ、ランチと言われる、プライベートプロパティーに住み、家の前は人のい無いポイントが沢山在ります。やらないわけ、ないじゃーないですか。

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