つぶやき

2016年08月23日

よく聞かれるのは、ボード一本削るのに、どのくらい時間かかるの?

まっ、それが、どーいう質問の意味なのかは、わかるが・・・

フォームにテンプレートを置いて、長さ、最大幅、ノーズエリアの幅、テールエリアの幅、テールの形などを決めて線を引き、のこぎりでカットして、凸凹を修正して、アウトライン完成。

次は、ボトムから、プレーナーをかけ厚みの調整をしながら、ロッカーの強弱をあわせて行う。
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ボトムの荒削りが済んだら、デッキ面を上にして、角度をつけ、程よい、薄さにプレーナーワーでレイルを形成・・・ここまでで、だいたい1時間。
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仕上げのペーパーワークに1時間、チェックしながらディティールの調整、ペーパーワークが3〜40分、合計2時間30~3時間ぐらいかな~、て、答える。
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そーすると皆一応に、そーですか、大変ですね、と返ってくる。

どんなボードのコンセプトにするとか、長さと幅のバランスをどーするか、ロッカーラインと厚みのバランスを、どーしようか、ボード一本製作に当たり、作業より頭で設計図を造る事の方がはるかに長い時間を要するのだけど。
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イメージ作りってーやつですね。
これが決まると作業工程に、何ら迷い無く入り込めるんだけど・・・
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これに依頼主の技量、体力、はもちろん、性格までも加味。
この性格って、ボード作りには重要なファクターだと思っている。

サーフィンはオープンマインドの遊び、不安定なボードの上で、腹這いになり、今まで使ったこの無い筋肉を駆使して、真剣、本気モード、だから自分が、さらけ出ちゃう(笑 特に初心者はね)
チョコチョコっと小器用にまとめる奴もいれば、時間はかかるけど、コツコツチャレンジ型とか、度胸があったり、慎重だったり、依頼主も千差万別。
シェープを始めた当初は自分のことしか、考えられなかったけど、ようやく、その人がどんな、ヘルプを必要としているか、わかる様になった。

人とコミュニュケーションが取れる様になり(遅せーよ!)依頼主のバックグラウンドまで、シェープに加味する。

そーなんだよ、ボード1本削るのに、ヒヤリングからし始めると、すごく時間がかかる。
シェープは、こーした、イメージの具現化だから、作業自体、創造的で面白く、飲まず食わず、4時間ぐらい、集中していても、ストレスを伴う疲れは無い(御依頼主様に感謝!)
まっ、今度から、この手の質問には、長々と答えることにしよーっ、話が長い奴だと、思われようがね・・・。

お盆やなんやで、人と会う事が多く、シェープという創造的、作業が出来ない事の方が、最近ストレスかも~~~~



強い味方

2016年08月15日

先週末は、天気も良く、ちっこかったけど波もあり、良いバイブスが流れる七里が浜界隈。

ブルーホライゾンでは、女子群主導の”ビーチパーティー”なるイベントが開催され、凄い盛り上がっリに男性陣は終始たじたじ。
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そんな雰囲気を尻目に、我関せず、せっせと、ポータブルにモディファイした1枚の太陽光パネルを設置する男がいた。

おっ!、吉川祐二。
90年代後半から始まった、ロングボードルネッサンスの立役者の一人で、とりわけ大きい波に、重くて長い板でチャージする、当時一番若手だったが、そんな彼も、三児の父親になっていた。
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デビット木下、枡田琢二、宮内謙至、松山欣則らと、世界のレジェンドサーファーを訪ね、伝説のポイントを、巡る旅、”オンザロード”を琢二のプランでスタートさせ、その後に世界的にブームになった、ロングボード再認識の扉を開ける事になる。
冬のノースショアーでは、デビット、琢二の両グーフィーフッターに混じり、バックハンドで、パイプチャージをやってのけた祐二。
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当時は私が彼のボードチューニングを担当。
ロッカーが少なく、重くて無骨な板での大波チャージは、半ば変態アプローチに見えた。
こんな、皆がいやがる遊び方を、こぞって競っていたオーディナリーな連中。

海外の遠征には、ロングを最低3本、ハードケースにいれ、毎回空港カウンターで、制限重量のレギレーションと、バトルしながらの移動を余儀なくされたが、毎回、大モメの末、なんとか、出入りを繰り返していた彼ら、今振り返れば、エネルギーの固まりであった・・・。

そして、だれよりも一番、ボードをダメにしたのが、吉川祐二だった。
普段の雰囲気からは感じ取れない、物静かさとは裏腹に、後先考えず大波にチャージする。
ドルフィンスルーの効かない、ロングでのチャージが、いかに無謀で、危ない事か、スマートな方は絶対にトライしないサーフィンスタイル。
おかげで、大損害を与えてくれた彼(笑)。今回のイベントは恩返し?に、諸手を上げて喜んだのである。

太陽光のパネル1枚に、採光を上手に採る為、角度のあるスタンドを付け、蓄電。イベントスタッフの携帯充電から、音響機器の電源確保、もちろん、通りすがりの方々までに、大変重宝された事はいうに及ばないが、今回のイベントへの、移動式太陽光設置の申し出は凄く嬉しかった。
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もちろん当日は、太陽ギラギラ、ご自由にお使いくださ~~~い、そんなスタンスが、ウケたのか、おかげで、重宝、とても楽しいイベントだった、と、お言葉をもらいました。
電源確保が大変な、アウトドアーの活動には、この、移動式システムが(雨の日はだめだけど)力強い味方である事を認識したのである。

ユージ! Thanks!